地絵流乃純子(ちえるの・じゅんこ)
出会い系サイトが趣味の郵便局員。走る姿を渡り鳥に重ねながら毎朝ジョギングを続ける。


中川ゆかり
1984年生まれ。2007年より音楽家・河崎純、詩人・原牧生の「詩の通路」に俳優として参加。映画出演作に『その日の朝は、』(2015/坂西未郁監督)、『誰もわかってくれない』(2015/松本大志監督)などがある。その他、演劇センターF『日常の上演』(2014/演出:市原幹也)や自作自演一人芝居、保育園児と演劇をつくるWSなども行う。本作では世界観構築サブテキスト、制作事務、音響効果も担当。

 


山田 学(やまだ・まなぶ)
商社で営業をしているサラリーマン。既婚者だが妻との関係は冷えきっている。

 

古屋利雄
1986年生まれ。20歳で整体の施術を受けたことをきっかけに、身体の可能性に興味を持つ。大学では部活で合気道を学び、その後演技の道を志す。出演は、『WHO IS THAT MAN!? あの男は誰だ!?』(2013/沖島勲監督)、『春生〈ハルオ〉』(2012/若栗有吾監督)等。本作では音響効果も担当。

 

 


留山羽位菜(とめやま・うくらいな)
元オリンピック女子マラソン金メダリスト。ジョギングコースで道行く人にお茶を配っている。


永山由里恵
1988年生まれ。立教大学現代心理学部映像身体学科卒業。大学では映画を専攻する。映画主演作に『イヌミチ』(2014/万田邦敏監督)がある。映画出演作に『4:45 2nd chance』(2014/三宅唱監督)、『ファンタズム』(2015/武田真悟監督)等がある。舞台出演はナカゴ―、水素74%、Q 等の劇団に出演している。現在こまばアゴラ演劇学校無隣館に在籍中。本作では出納管理、音響効果も担当。

 


留山聳得斗(とめやま・そびえと)
マラソンコーチ。羽位菜と結婚し、新しいオリンピック選手(走咲蘭)の育成に励む。


古川博巳
1983年生まれ。俳優を夢みながらも合唱漬けの学生時代を過ごす。会社員を経て映画美学校に。映画出演作に『SYNCHRONIZER』(万田邦敏監督)、『あれから』(2012/篠崎誠監督)、『ゾンからのメッセージ』(鈴木卓爾監督)、『なんのすべもなく』(2015/若栗有吾監督)などがある。本作では男性歌唱、車両、音響効果も担当。

 


走咲 蘭(はしりざき・らん)
新人マラソン選手。聳得斗の指導を受けながらオリンピック出場を目指す。

 

坂口真由美
1983年生まれ。 知人の初舞台を観に行ったことがきっかけで演劇に興味を持ち映画美学校へ。出演作に舞台『しーすーQ』『いのちのちQII』(作・演出:市原佐都子)、『楽屋』(脚本:清水邦夫、演出:市原佐都子)、映画『あれから』(2012/篠崎誠監督)、『海辺の暮らし』(2015/加藤正顕監督)などがある。本作では食事も担当。

 


麩寺野どん兵衛(ふてらの・どんべえ)
麩寺野建設従業員。いつから入鳥野町にいるのか、なぜ片方の腕がないのかなど、謎が多い。


矢野昌幸
1989年、神奈川生まれ。大学在学中から演劇に興味を持ち、大学4年次に映画美学校に入り、本格的に演技を学ぶ。映画主演作に『イヌミチ』(2014/万田邦敏監督)がある。ベッド&メイキングス、野鳩、ロ字ックなどの劇団に出演している。本作では小道具制作、合宿管理、音響効果も担当。

 

 


摺毎ルル(すりまい・るる)
居酒屋店員。いつもどん兵衛の面倒を見ている。常連客の珍蔵とはけんかが絶えない。


茶円 茜
1985年生まれ。16mmフィルムアニメの吹き替え、舞台公演、デザインフェスタなどでのパフォーマンス出演を経て、『河の恋人』(2006/杉田協士監督)への出演を機に映画に興味を持ち映画美学校へ。近年では『100分 de 名著』や『戦う!書店ガール』などテレビにも出演。通年、教育やまちづくりの現場でワークショップファシリテーターとしても活動している。本作ではモコモコ星人衣装、食事も担当。

 


海部路戸珍蔵(しーべると・ちんぞう)
他の町から来た流れ者。麩寺野建設従業員。どん兵衛を弟のように可愛がるがルルとは犬猿の仲。


小田 篤
1975年生まれ。俳優を志し大学を中退。以降舞台、映像を問わず活動している。主な出演作に、井土紀州監督『ラザロ –LAZARUS–』(2007)、『マリア狂騒曲』(2013)、『魔眼』(2008/伊藤淳監督)、『あれから』(2012/篠崎誠監督)、『パズル』(2014/内藤瑛亮監督)がある。また、初の監督主演作『牛乳配達』(2015/共同監督:長尾理世)がしたまちコメディ大賞2015にて準グランプリを獲得。本作では音楽、合宿寮長、車両も担当。


瀬士産松太郎(せしうむ・まつたろう)
ブロッコリー農家の息子で自主映画監督。恋に、映画に、迷走中。

 

柏原隆介
1989年生まれ。札幌出身。大学在学時、好きな女の子を撮影したいという不純な動機から友人と自主映画制作を始める。大学4年次に映画美学校に入学。特許事務所に就職するも、仕事をやめ無職に。その後、青年団主催の無隣館に入るが退所になり、現在は途方に暮れている。映画出演に『ロンリープラネットボーイ☆』(2014/沢村東次監督)、『激写!カジレナ熱愛中!』(2014/安川有果監督)、舞台出演に『いのちのちQII』(作・演出:市原佐都子)。本作では演出部、音響効果も担当。


背名山真美貴(せなやま・まみき)
松太郎の自主映画の主演女優でマドンナ。たこ焼き作りが得意。

 

古内啓子
1986年生まれ。中学の時の担任の先生に「君は演技が向いてると思う」と言われたことがきっかけで俳優に興味をもつ。時は流れて大学卒業直前に慌てて演技を始める。映画出演作に『女の子よ死体と踊れ』(2015/朝倉加葉子監督)、『新しき民』(2015/山崎樹一郎監督)がある。本作では食事、音響効果も担当。

 


部暮路寿康(べくれる・ひさやす)
古本屋店主兼小説家。ジョギングはしないが羽位菜を取材するため毎日お茶場に通う。鳥に詳しい。


小田原直也
1986年生まれ。大学卒業後、東日本大震災を機に映画美学校アクターズ・コースに入学。

現在はこまばアゴラ演劇学校無隣館に在籍中。鳥が好き。本作では演出、車両も担当。

 

 

 


海部路戸ノブ(しーべると・のぶ)
珍蔵の弟。生まれ故郷で暮らすサラリーマン。

 

吉田 庸
1987年生。大阪府出身。同志社大学在学中に活動を始める。2011年から拠点を関東に移し、映画美学校に一年間在学。卒業後は鳥公園、わっしょいハウス、やなぎみわ演劇プロジェクト、青☆組などの団体で演劇活動を行う傍ら、自主映画にも出演している。現在こまばアゴラ演劇学校無隣館に在籍中。レトル所属。2016年、kyoto experiment参加のチェルフィッチュ『部屋に流れる時間の旅』に出演予定。

 


郵便局員
順子の同僚。局長に振り回されることがよくある。

 

佐藤 駿
1990年生まれ。大学在学中より、映画や演劇をつくりはじめる。主な監督作に『highlight』(シネドライブ2014にて上映)、主な撮影作品に『Sugar Baby』(ニッポン・コネクション2012にて上映、第16回水戸短編映像祭コンペティション部門審査員奨励賞受賞)がある。現在、CM制作会社に入社し、予算管理・制作進行などの修行中。

 


瀬士産仁(せしうむ・ひとし)

瀬士産松太郎の父。ブロッコリー農家を営んでいる。

 

山内健司

俳優。1984年国際基督教大学在学中に劇団青年団に参加、90年代にはじまる「現代口語演劇」の創成に大きく関わる。フランス、韓国との国際共同制作に多数参加。演劇を劇場の中だけのものとしない多彩な活動を展開。平成22年度文化庁文化交流使として全編仏語一人芝居をヨーロッパ各地の小学校で単身上演。 【舞台】『ソウル市民』『暗愚小伝』『東京ノート』(以上、作・演出:平田オリザ)  【映画】『歓待』(2010/監督:深田晃司)


ジョガーの女

毎朝、羽位菜がお茶を配っている所へやって来るジョガーの女性。

 

兵藤公美

女優。1996年青年団に入団。平田オリザ作品の他、他劇団への出演、映像出演など、さまざまな作品に俳優として参加している。昨今は俳優養成に携わり、映画美学校アクターズコース講師、洗足学園大学ミュージカルコース講師を担当している。

 

 


ハンター入皆茶(はんたー・いるみなてぃ)

部暮路が営む古本屋に現れた謎の男。

 

古澤 健

映画監督・脚本家。東京生まれ。黒沢清監督、瀬々敬久監督の監督助手を経て、『超極道』で脚本家デビュー、『ロスト☆マイウェイ』で映画監督デビュー。主な 作品に『making of LOVE』、『今日、恋をはじめます』、『ルームメイト』、『37.5℃の涙』など。最新作はWOWOWドラマ『メガバンク最終決戦』。2014年、ナカ ゴー特別劇場『ベネディクトたち/ミッドナイト25時』で舞台に初出演。